長いこと放置していたブログですが、今回Harukaさんがやっている「セカンドライフ非技術系 Advent Calendar 2018」で記事を書かせてもらうことにしました。
テーマは「セカンドライフのコミュニケーションについて」
おそらくネットで繋がるコミュニケーションに対する世の中の見方は、Facebook&Twitterが爆発的に普及する《以前》と《以後》に大きく分けられるんじゃないかと私は感じている。
ガラケーからスマホに移行して、パソコンではなく携帯電話でSNSをする人が急激に増えた時期と言い換えても良い。
何が違うかというと《以前》は、例えば私がネットで知り合った友人と会うんだと言うと、大抵の人は「大丈夫なの??」と心配してびっくりしていた。相手が異性たと言おうものならまるでアブナイ新興宗教を始めたかのような大心配をされたものだった(笑)。
そもそも「ネットでの友達」と「リアルの友達」にどれほどの差があるのか、私にはよくわからなかった。
ネットだろうがリアルだろうが、人間誰しも自分を良く見せようとして相手に対して何かしらの「ウソ」をつく。なのになぜか「ネットで知り合った相手は詐欺じゃないか?」みたいな感覚が《以前》は一般的であった気がする。それが不思議で仕方なかった。
たぶん年齢や性別を誤魔化しやすいという理由からかもしれないが、私はむしろそういう見た目や思い込みを視覚や聴覚から外せる分、ネットでのコミュニケーションはとてもフラットに感じる。
自分を含めて人間が持っている「年齢・性別・容姿」などの様々な差別や思い込みは、決して小さなものではなく、それを取っ払ってくれるネットでの出会いは面白いと最初から楽しんでいた。
で、《以後》だ。
SNSがより一般的になって「ネットで知り合った友人」が昔ほど否定的ではなくなってきたように思う。それが良いか悪いかは別として、実際に現実で詐欺に遭う確率とネットで会った人から受ける被害の確率と大差ないってことが理解されてきだだけなのだと思うけども。
それに私がネットで知り合ってリアルで会った人たちは、現実の本人とアバターにどれだけ差異があっても、あまり違和感を感じたことがない。
もちろん全ての人がそうだとは限らないけど、誠実な付き合いができるかどうかはネットもリアルもそんなに違わないと思っている。
なので会ったことはなくても繋がっている友人たちも10年以上「友達」としてSLの中で過ごしているし、本質的にネットでのコミュニケーションは今も昔も変化してないんじゃないかな?と。あくまでもネットでの出会いに対する印象が変わったのは《以前》と《以後》の世の中の方で、自分では無いなと。
なんにせよ、セカンドライフで知り合った友人たちに私は本当に感謝している。
全国各地様々な人たちが絡んで繋がっていく新世界は、離島に住む私の世界を大きく広げてくれた。
大げさだと言われるかもしれないがセカンドライフは私の人生も変えたと言って良い。
これからもコミュニケーションの場として楽しみたいので、リンデンがこのサービスをいつまで続けてくれるか、逆に心配になるほどで。(笑)